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殺意 [日々雑録]

世の中では防衛大臣が「国賊」という言葉を用いて、
野党の元議員(元首相だが)の行為を批判したことが物議を醸している。
その言葉にしろ、現代においてタブー視されている言葉にしろ、
軽蔑の心を持たず、各自の信念に基づいて選択された言葉であるならば
僕は、その言葉を発した人間の気持ちを出来る限り慮りたい。

それはさておき。

演出家として、目の前の役者を抹殺してしまいたい。
と思う「殺意」は、昔と比べるとかなり減ってきて、
それは楽しい状態で稽古場にいられることでもあるので、
一見いいことのようにも思えるのだが、同時にちょっと淋しくもあって。


今日は久々に脳天に血が昇って、ちょっとホッとした。
この思いがなくなったら、劇作家としての命はそこで終わりだろう。

作家・演出家は自分の思いの発露を他人に任せるという、非常に苦々しい作業を強いられる。
それは、「託してよかった!」と思える瞬間があるのを知っているから、
まるで蟻地獄のようなスパイラルにはまるように、その苦しみに果敢に挑むわけだけど。
まあ、とにかく100のうち99は、自身と俳優とのあいだの「ズレ」が
苦しくてもどかしくて悲しくて、憎らしい日々。
「どうしてこの思いが分からないのか!」と思う。
「お前は人間の血が流れていないのか!」と思う。
そのズレを楽しめるようになったら、楽しい稽古をやれるのかも知れないけど、
僕の書く作品はどうやら、わいわいと楽しみながら作るものではないようだ。
「ギリギリ」と自身の身が削られるような苦しみを
アーティスト同志が共有することをこそ楽しいと思える、
そんな環境のなかで作られてゆく作品であるらしい。

人間はみんな醜い。けど、それが愛おしい。
だから、その醜さを慈しみぬいて欲しい。

僕が抹殺してしまいたいのは、目の前にいる人間の肉体なんかではなく、
人間の醜さを赦してくれない、その癒されない演技、そのこころ。

僕は死ぬまで、俳優に対して殺意を持ち続けたい。
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ますます二本立てに。 [日々雑録]

ついに新作『てのひらに眠るプラネタリウム』の稽古も始まってしまった。
12 月上旬に関ケ原東西武将隊公演『四百年の襷』を終えて、
12/16からスタートする今公演の稽古に向けて、
「まずは再演の『宇宙をskipする時間』の改訂執筆をやっつけてしまおう」
ということで、12/16までひたすら改訂改訂。
そして始まった『宇宙をskipする時間』の稽古は、『てのひらに眠るプラネタリウム』開始までに
大方組み上げねばならない至上命題を抱えていたため、スタートからガンガン稽古稽古。
年明けの数日で一気に通し稽古までやってしまうくらいにびっちりやってきた。
それと同時進行で進めてきた『てのひらに眠るプラネタリウム』の執筆、というか構想。
実際のところ、台本は現時点で最初のシーンしかできていない。
だが、構想段階での苦悶はけっして無駄にはならない。
構想は、とにかく何百通り、それ以上の可能性があるものだから、とにかく悩むが、
ある程度の目途を立てて台本を書き始めたら、もうやるぜ(漢那さんには遅いと言われているが!)。

大雪のなか集まって行われた最初の稽古。
ふだんの初日のような緊張感があまりないのは、
『宇宙をskipする時間』から受け取ったバトンの熱もあるのだろうし、
チームのメンバー一人ひとりが放つ独特などっしり感もあるのだろう。

シアターキューブリックのメンバーのうち、こちらに出るのは
伊藤十楽成、千田剛士、谷口礼子、松本誠。
それに加えて、急遽追加出演が決まった片山&大沼。
まあ、いつもの軽妙な感じだ。いつものこの親近感とともに、
いつもとは一味違う一面を見せられそうな、そんな雰囲気の作品。

そして客演さんが、skipチームに劣らずまた絶妙。(自画自賛)
どうやらチームの文鎮になるのは、2006年の出演以降、
3度にわたる『誰ガタメノ剣』をはじめ、今回で6回目の客演となるたなか智保さん。
もはや劇団員にしか見えない馴染みっぷり。

もう一人の文鎮が、僕が何年ものあいだ客演を熱望してきた大好きな劇団、
Innerchildさんの石川佳那枝さん。
ギャップ萌えの僕にとっては、可憐な見た目と中身のギャップがとにかくたまらない女優さん。
稽古場でも独特な存在感を放っている。

そして、文鎮っぽくはないんだけど、テーブルクロスのようにさりげなく
ふらふらと、もとい、ひらひらと闊達な雰囲気を纏っているこれまた常連、小叉ぴろこさん。
こちらのお方も3度にわたる『誰ガタメノ剣』を含め今回で5回目!

それから、僕の一押し女優、劇団foolの伊禮亜美。
前回の『葡萄酒いろのミストラル』ではものすっごい成長を遂げてくれた。
それが嬉しくって、自分とこの俳優みたいな愛着で、余計な世話を焼きたくなるのです。

世に広めたい女優といえば、両作品に出る工藤理穂もそう。
『誰ガタメノ剣』で茶々をを演じてもらって、たちまち「華」を手にした。
まだまだ若いので粗削りなところが多いけれど、彼女の独特な空気はなかなかない。
彼女を知った演出家の一人として責任を持って、何かを勝ち取ってほしいと思っている。

若手といえば、このメンバーのなかでとびっきり若いのが今回初客演の夕華梨緒ちゃん。
「何ごとかを成し遂げたい」というパッションが何よりも売り。
演劇においてもっとも大事なこれを、持ちつづけている俳優は、実はそれほどいるものじゃない。
ずっとずっと、この炎を燃やし続けていてほしいなあ。楽しみ!

同じく初タッグを組む楽しみな俳優さんとしては、
名古屋の演劇ユニットSCANPさんから遠路はるばる東京まで出てきてもらった翔太くん。
翔太くんは、関ケ原で武将隊の活動をしているときに知り合った俳優さん。
名古屋おもてなし武将隊で前田慶次を賑やかに演じていた爽やか極まりない好青年。
まさか甲冑を脱いで、こうしてまたご一緒できる機会があるなんて、
あらためて出会いのひとつひとつに感謝であります。
せっかくこの公演のためだけに東京に出てきてもらったので、
公演が終わるまでは期間限定の劇団員扱いで(笑)。

最後に、ひょろっと出演が追加されたホチキス山崎雅志くん!
彼もまた客演なのか、劇団メンバーなのか、というキャラクター(笑)。
両方出てくれることも、なんだか当然みたいに思えてしまうのが、おもしろい・・・。
いや、ありがたいことです。
彼とは実はまだ付き合いが2年にもならないのに、
なんだか大学時代からの親友みたいな気持ち。心強い限りです。

新作という未知数が多い作品でありながらも、
これだけ多彩な俳優が待ち構えているというのは、
公演を楽しみにしてくれているお客さんのみならず、
脚本を書き演出をする僕のモチベーションも上がりまくるというもの。

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まずは脱稿目指してがんばるのみ。がんばるのみ。
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徹底的にほぼ需要の無いものを提供するのは [日々雑録]

とうふのかど

将来の需要をつくるためだよ!
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『てのひらに眠るプラネタリウム』稽古スタート。 [日々雑録]

この冬はじめての雪のなか大集合したキャスト陣。
いよいよ『てのひらに眠るプラネタリウム』初の単独稽古が始まりました。

キューブリック自慢の俳優たちに加え、多彩な客演陣が顔をそろえていますが、
あえて今日誰も狙わないような被写体を狙うのが、このブログ。
とうふのかど

初っ端から夜まで稽古です!
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今月のお題「大人になったわたしのてのひらに眠るもの」 [きゅ~め~る今月のお題]

毎月9日はシアターキューブリックのメルマガ「きゅ~め~る」の日。
この日は劇団員全員が各自のブログ上で同じお題について書く!
というのをやってます!
今月のお題は次回公演新作『てのひらに眠るプラネタリウム』に因んで、
「大人になったわたしのてのひらに眠るもの」。
最近、お題が難しすぎるよ……。

さて、てのひらを開いてみましたよ。

そしたら、てのひらに何があるのかを探すまでもなく、あるわあるわ…。
眠っているというよりか、覚醒してウヨウヨ蠢いているではありませんか。
子供のころから閉じ込めていた、自分のなかの「悪」が元気に動き回っているよ。
結局、人が生きるのって、このてのひらのたくさんの悪を見つめながら、
自制したり、自制できなかったり、それを思わぬかたちで活用したりしながら、
進んでいくことなんじゃないのかなって思う。
僕の場合は、自制できるケースはほとんどなくて、
どうにか周囲に認められるように活用しようと努め、
その一部がシアターキューブリックの作品や企画になったりして、
うまく活用できなかった悪は、ただ単純に自分自身のシミとなって、終生残っていく。

自分の悪をいかに、世間にとっていかに楽しいものに転用するか。
僕の生きる原動力は、それでしかない。気がする。

『宇宙をskipする時間』は10年前の僕の悪が、
『てのひらに眠るプラネタリウム』は今の僕の悪が、
行き場を求めて、光になろうと、
ひたすら足掻く、そうした空間なんだと思う。


嗚呼、真っ黒。それでいい。
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こんにちは。 [日々雑録]

アイスクリームをあけたら、こんにちは。

すこし鼻が低かったから、りんごジャムをのせてみたよ。

とうふのかど

うれしそう。
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新しい旅へ。 [日々雑録]

とうふのかど

きょうの吹雪のように波乱万丈な瞬間の連続であろうとも、

旅はどこまでもつづいてゆく。

待てば海路の日和あり。
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