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『ベイクド・マンション』 ブログトップ
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共に在る [『ベイクド・マンション』]

千秋楽終演後、ただちにバラシにかかる。舞台は無情だ。
ちょっと前までの華やかな舞台がどんどん解体されていく。
けれども、浮かんでは消えてゆく時間の流れの無情が愛おしくて、
演劇を続けているというのもまた確かだ。

バラシが終わると、夜通し打ち上げ。
僕は劇団事務所等への荷返しを担当していたため最後の合流。
着いたころには、みんなすでに大盛り上がり。
みんなの「やりきった」顔。いいね。

あまりの大所帯で、みんなと全然話ができずにあっという間に朝。
なんだか、このまま新宿を去りたくなくて、一部の連中と新宿の街をあるく。

まずは花園神社へ行って、公演が無事終わったことの報告とお礼。
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キティちゃんも連れて。
かなりヘンな女に見えるぜ、塩路牧子。

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緑に包まれたくて新宿御苑の森へ。
本当の自然とはやっぱり違うけど、それでも緑の匂い、土の匂いに包まれると安心する。
いま、僕を包んでくれている緑や土が、今回の公演を見守っていてくれたような気がして、
森をあるく一歩一歩が、まるで巡礼の旅のよう。

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木は何も言わないけど、いや、人間は木の言葉が分からないけど、
「共に在る」ことを間違いなく感じあっているように思えた。

たくさんの人たちと「共に在る」ということ、
たくさんのいのちと「共に在る」ということ、
でっかい自然のなかに生きているということ、
自然からいっぱい力をもらって、また前に進んでいくぞ、キューブリック。


まずはゆっくり温泉に入りたい。
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冒険はつづきます! [『ベイクド・マンション』]

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終わってしまいました。まさに「怒濤」でした。
公演期間が1ヶ月にもわたった『銚電スリーナイン』にカラダが少し慣れていたのか、
あまりにも一瞬のうちにやってきた『ベイクド・マンション』の千秋楽。

とにかく、脚本で苦しみまくった。

僕がこんなに弱音を吐く人間だとは知らなかった。

自分で生み出した脚本の意味が自分でも分からないことだらけだった。
それぐらい「即興的」に、「これしか出てきませーん!」という状態で生まれてきた今回の脚本。
それでも役者たちは、この脚本を本当に愛してくれた。
舞台上で光り輝いていたのは、その愛情だと思う。

その愛情はさまざまに伝播する。仲間に。裏方に。お客さんに。

そしてお客さんから、僕らの知らないいろんな人へ。

それが、シアターキューブリックの「愛のリサイクル」。

今さらながら「役者ってすげえな」、と思った。言わないけど。


正直4年ぶりに主演を果たした市場法子が、ここまで柱になってくれるとは思わなかった。
分不相応に「真ん中に立たせてもらっている」のではなく、
しっかりと周りと繋がりながら真ん中に立っていた。
かんなさんや片山洋介が真ん中の時とはまるっきり趣きの違う、
健気でまっすぐで清々しい姿に、シアターキューブリックの新しい顔を見た気がした。

前回『銚電スリーナイン』に引き続き、
「主役のような脇役」を演じきったかんなさんの貫禄にも実は驚いた。言わないけど。
稽古中、「(役が)小者に見える」というダメ出しを連発した。
当然それは「(自分で自分を小者にしているんだろう)」という意を含めたダメ出し。
キューブリックの芝居は、役者本人の状態がそのまま舞台上に露呈するように仕組まれている。
だから、本人の気持ちが萎縮していたら、どんなにごまかして演じても小者になるようにできている。
それが劇場に入ったら大変身。「やりゃあ、できんじゃねえかよ!」と少しムカついた。
お客さんのなかにも「しばらくのあいだ漢那悦子さんだと分かりませんでした」という声も多かった。(成功!)

3作品連続で主役を演じた片山洋介を、ようやく脇役にすることができた。
せっかくの久々の脇役ということで、衣裳も半裸にしてあげた。
彼もまた嬉々としてそれを演じていた。舞台においてステキなのはその「嬉々」だ。
主役を演じた経験を生かして、俯瞰した視点で作品や役を捉えるセンスが光った。
次はさらに裸になっていくのだろうか。または別のベクトルに振り切れようか。


『ベイクド・マンション』によって、確実に厚みを増した役者陣。
次回公演『銚電スリーナイン~さようなら、イワシ号~』に向けて、もう走り出しています。

劇場へ来てくださったたくさんの皆さん、
来られなくても応援していてくださった皆さん、
キャスト・スタッフの皆さん、
まちあるき企画に協力してくださった新宿御苑周辺のお店のスタッフさん、
ほんとうにほんとうにありがとうございました。

これからも、一緒に楽しい冒険を続けていきましょう!
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心を委ねる [『ベイクド・マンション』]

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心を委ねればこそできる、信頼、安心、そして奇跡。

旗揚げ以来18公演目にして、僕はようやくそれを知ったようだ。

役者たちにはそれを求めていながら、自分だけはいつも頑なだった。

ダメな僕を見せたくないから。

ダメな僕を知ったら、みんな離れていってしまうと思っていたから。

逆だった。

ダメダメな僕がいたおかげで(?)、役者たちは信じられないほどの結束をしていった。

キューブリックにとっての必須アイテムを、またひとつ手に入れた気がする。
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ラブレター [『ベイクド・マンション』]

僕のダメ出しは、いつも何だか時間がかかる。
気がつくと、30分なんか平気で経っている。
きっと性格がくどいんだな。
毛利元就もくどい手紙魔だったそうだ。

劇場に入ってからの時間というのはそりゃ貴重で、
演出の僕としても、役者たちには少しでも長い時間舞台で稽古をしてほしい。
だから、本番があった日は夜から、翌日の昼間まで延々ダメ出しを紙に書き出す。
そして役者たちにはそれを読んでもらって、稽古に勤しんでもらう。

作品は僕そのもの。そこに出てくる登場人物はどれも僕の分身。
だから、それらをより深く知ってもらうために書くダメ出しは、「ラブレター」。
少しでも僕を分かってほしい。

そう考えると僕の演劇活動って、随分とエゴだなあと再認識。
そのエゴと娯楽を結びつけて昇華させるのがシアターキューブリックの活動。
それは、以前からそう自覚している。
人間、みんな自分がいちばんかわいい。
自分を分かってほしいと思い続けている。そんなもの。僕もそう。
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前日の瞬間瞬間を振り返りながら、カフェの小さいテーブルでペンを走らせる。
時々、神様にさえ見える役者たちの瞬間の表情が瞼の裏に浮かび、うるうる。

この手紙の一文字一文字がやがて、お客さんの感動に変わりますように。
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夢にまで見た初日 [『ベイクド・マンション』]

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『ベイクド・マンション』初日が開きました!

ほんとうにダメかと思った。

執筆中、「ああ、ダメだ~」と頭を抱えるのは毎度のことなのだが、
今回はシノプシスすらまったく組み立てることができずに、
目先の一頁一頁を、まさに闇の中を進むように、
悶えながら書き進めた執筆の日々。

劇場ロビーでは、わざと真っ暗にして「ホラー」な雰囲気を楽しく演出したり、
そんな楽しいお祭りも企画したけれども、
僕の頭の中がいちばん真っ暗だったのは間違いないだろう。

そんな真っ暗だった頭の中の世界が、
この劇場空間できらきらの世界へと変貌しました。
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感慨深すぎて涙など出てきません。

ぽかーんとするばかりです。

ぽかーんとし過ぎて、終演後、お客さんがいなくなった客席で倒れてしまいました。
このまま死んだら伝説になったのだろうか。
でも死にませんでした。

役者へのダメ出しが残っています。

明日からも千秋楽の最後の一秒まで、飽くなき進化を遂げてみせる。
『ベイクド・マンション』。これほどチームプレー命な作品はないぜ!!
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客席までは棺でどうぞ・・・ [『ベイクド・マンション』]

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これ、遊園地のお化け屋敷ではありません、開場中の劇場ロビーです。
開演直前のわくわくが溢れる賑やかな劇場ロビー。
それが今公演『ベイクド・マンション』ではこんなことになってしまっています!

真っ暗です。

そして、ずーん、ずーんと怖い音が聞こえてきます。

ですが!これがとっても楽しいことになっているのですよ~。
劇場はすっかり遊園地です!

「舞台空間が七変化する空間であるなら、劇場全体もそうであるべきだ!」

というシンプルな発想に立ち返り、劇場ロビーをお化け屋敷にしてしまいました~!
こんな無茶な企画を喜んで受け入れてくださったシアターサンモール社長の古泉さんに感謝!
そしてあっという間に棺型のライドを作ってくださった舞台美術の横尾さんに感謝!
開演直前の貴重な時間、妖怪となってお客さんを驚かしまくってくれた客演のみんなに感謝!

歩けばたった10メートルの劇場ロビー。

ベイクド・マンションの妖怪たちの怖くて楽しいもてなしを受けながら、
どうぞゆっくりゆっくり別世界へと迷い込んでくださいね。

ちなみに棺型ライドアトラクション「スリラーカー」はこんな。
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リハーサルの際、試しに乗らされましたが、内容を知っていてもけっこうドキドキします。
「キューブリックって、ホント余計なことばっかり考えるな~」とか考えてしまいました。
自分で思いついたくせに……。
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スパート!! [『ベイクド・マンション』]

巨大な舞台装置が組みあがり、
まるで風のような色とりどりの照明が完成し、
キューブリックならではの爆音の音響も、準備万端。

そうなると、劇場では「場当たり」と呼ばれる
シーンシーンを区切った確認稽古を行ないます。
それまでの稽古場ではできなかった、
舞台装置や照明と、役者の動きとをあわせていきます。

この稽古で、役者が見る景色は劇的に変わります!
フラットだった舞台は地上4メートルのマンションが建ち、
稽古着は衣裳に変わり、メイクもヘアメイクもついて、
照明や音響もガンガン、もうとにかく何もかもが変わります。

「今までと全然違うよ~!」とあたふたするか、
「よおし!ここまで来たぜ~!」と奮い立つかは各自の心次第。
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果汁120%絞りたてジュースのようなダンスシーンを最終調整する森川次朗氏!
後ろ姿も凛々しいぜ!

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劇場を遊園地へ!! [『ベイクド・マンション』]

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ベイクド・マンション』、遂に劇場入りです。
「劇場に入る」というのは、
すなわち公演初日に向けての仕込みとリハーサルの段階です。
今日は朝からトラック数台に積み込んだ大荷物を劇場に搬入して、
さっそく舞台の建て込みです。
出来上がったその雄姿をお見せすることはできませんが、
そりゃあもう夢の世界が出来上がりましたよ!
明日は、さらにそこへ照明と音響の演出を仕込んでゆきます。

劇場ロビーも同時に賑やかに作り込んでいきます。
受付やグッズ売りばはもちろんのこと、
今回はロビーに「ライド型アトラクション」をつくります!
遊園地のような乗り物に乗って、客席まで辿り着くのです!

明日からは「劇場へ」ではなく、遊園地へ出勤です、僕ら。

さあ、ホントのホントにラストスパートです!
『ベイクド・マンション』、ホラーですけど、マジで熱い舞台です!
しかもホラーアトラクションもあるし、
まちあるきイベント「七人の魔法使いを探せ!」もやります!
もはや、キューブリックの公演はただの芝居じゃない!!!

ご予約はこちらから! → 緑川専用予約フォーム
もちろん、チケットを前もって持たなくても、
会場シアターサンモールで当日券も売っています!
ふらふら~っとお気軽に来てくださいねっ!
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『ベイクド・マンション』稽古終了! [『ベイクド・マンション』]

なんだか、今回は言葉にならないのです。
ブログは言葉で伝えないといけないメディアなので、
こんなことを言ってしまうと身も蓋もないのですが、
どうしても今回はうまく言葉になりません。

ほんとうにあっという間に2ヶ月の稽古が終わってしまいました。

総勢17名のキャストがようやく一つにまとまりました。
なかなか全員が集まらず、また僕の脚本が遅くなり、
正直うまくチームをまとめられませんでした。
けれどもラストスパートのこの2週間は、驚くばかりの結束力でした。

このキャストでこそ創れた今回の『ベイクド・マンション』という作品。
演劇という表現が絶対になくしてはならない「情熱」がみなぎっています。
そして、僕が脚本を通して訴えたい「絆」が、舞台上で体現されています。
演劇の説得力はこれです。
理屈ではなく、「訴えたいこと」の実体がもうそこにあるのです。

あまりにいとおしい一瞬一瞬の連続の90分の旅。
見逃さないでください、今回の物語。
「演劇×まちあるき」のイベントは無料ですよ! → 「七人の魔法使いを探せ!」


初日までもうすぐです。
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最終稽古が終わって見上げた空。
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『ベイクド・マンション』まちあるきイベント! [『ベイクド・マンション』]

「まちで遊ぶ、演劇で旅する。」

シアターキューブリックの演劇は、ただの芝居ではありません!

当たり前のことですが、
演劇は「ナマ」であるということ。
「お客さんが劇場へ足を運ぶ」ということ。
「人と人が直接出会う」ということ。

こういった演劇の「あたりまえ」を思っていたら、
いつの間にか「まちで遊ぶ」ことがキューブリックの演劇スタイルになっていました。
あるいは、もともと自分の心に漠然とあった思いが、
ここへきてようやくカタチになってきただけなのかも知れません。

というわけで今回もやります!
今回のまちあるきイベントは「7人の魔法使いを探せ!」
新作『ベイクド・マンション』は廃墟マンションに棲む妖怪たちの物語。
新宿の街にも妖怪たちが繰り出します!

作品世界と新宿のまちが合体した、まちあるきイベント。
そしてこのイベント、なんと無料なんです!
公演チケットをお持ちでない方も、お気軽に何人でも参加できます!

「ゴールデンウィーク、時間はあるけどお金がない!」って方にはもってこい。
もちろん、そのあとお芝居を観たら何倍も楽しめます!

「新宿なんて、もう歩き飽きた。。」なんて思ってるあなた!
新宿の奥深さをナメてはいけません。

今日もこのイベントのために新宿を歩いてたら、こんな景色が!
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猫がお尻ふりふりしてます。
これ新宿ですよ、マジで!


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そして、かんなさんが写真に収めようとしているものは、、、


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新宿のまちは、どこに何が転がっているか分かりません!


まちあるきイベントについてはこちらをご覧下さい!
皆さんのご参加、お待ちしています~!
http://www.qublic.net/bm/event.html
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